それは、数学の授業中のことだった。
私は睡魔に蹂躙されながら必死でノートをとっていたが、ついに。
ガクッ、と音を立てて意識が奪い取られた…
雲が流れたのだろうか。
日の光が差し込んで、ふわりと意識を流し込んだ。
目を開いたとたん、ある言葉が、強く形を持って私の脳内に存在した。
「ぼくは パンダの象になりたい」
なんてこった。
余りの面白さに、意味がわからないままノートの隅に書き留めた。
まだ睡魔はまとわりついて離れず、頭は朦朧としていたし指は震えていたが、書かねばという使命感が私を衝き動かした。書ききった瞬間、また意識が絡め取られた。
今でもさっぱり
意味はわからない。
こんな高校生活を、送っています。
knock
P.S.しんでないよ!
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